2015年にリリースが予定されているWindows 10ですが、一年以内は無料でアップグレードが提供される事も発表されています。そこで、現在使用しているWindows 7/8からアップグレードできるかの要件や注意点をまとめてみたいと思います。
OS要件
下記のOSからアップグレードが可能です。
Windows 7 RTM: Media
Windows 7 SP1: Media/Windows Update
Windows 8: Media
Windows 8.1 RTM: Media
Windows 8.1 S14: Media/Windows Update
Windows 8.0: NA
Windows Phone 8.1: Windows Update
Windows 7/8.1の最新版以外は、Media(ISO Image)から行う必要があります。なお、Widows 8.1 S14は、Spring 2014の略で、2014年春に提供されたWindows 8.1 Updateの事になります。
メモリとストレージ要件
メモリとストレージの条件は、以下の通りです。
32ビット版
メモリ: 1Gバイト
ストレージ: 16Gバイト
64ビット版
メモリ: 2Gバイト
ストレージ: 20Gバイト
必要なストレージは、従来より少なくなっています。
その他のハードウエア要件
ディスプレイの解像度も従来の1024×768ピクセル(XGA)から800×600ピクセル(SVGA)に緩和されています。ただし、
コンシューマー向け: 8型以上
Pro向け: 7型以上
との切り分けがある様です。
もう一つ注意が必要なのは、Windows 8/8.1までは、オプション設定だったSecure Bootが必要条件になった事でしょう。Secure Bootは、従来のBIOSに代わりx86(x64)版Windows 8で本格導入されたPCの起動システムで、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)とも呼ばれセキュリティ等の機能が強化されています。
まとめ
海賊版OSにも提供されるとも言われているWindows 10ですが、あまりに古いPCだと、Secure Boot等のハードルがありそうです。ただし全体的な要件は緩和されているので、各メーカーのドライバ対応状況を確認後、可能ならばアップデートするのが得策でしょう。
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