Inkscapeの使い方:レイヤーの概念と利点

Inkscapeで描画する際に、まず憶えておいた方が良い「レイヤー」の概念と利点について今回は取り上げたいと思います。

レイヤーの概念

レイヤーの概念を理解するのに、例を挙げて説明していきたいと思います。

まず青色の円をレイヤー1で描画します。
inkscape_layer_1only_1a

この円の上に次の様な黄色の四角形をレイヤー2で描画することにします。
inkscape_layer_2only_1a

従って全体としては、レイヤー1の円とレイヤー2の四角形が重なり次の様になります。
inkscape_layer_21_1a

この状態は、レイヤー1、レイヤー2の図形が層状の平面上に、それぞれ書かれており、Inkscapeの画面上では上から俯瞰して見ている様なイメージとなります。
inkscape_layer_21_1b

レイヤーの利点

レイヤーを指定して描画する利点や理由を考えてみましょう。

(1)レイヤー指定により図形のグループ分けが可能となる。
(2)特定レイヤーを表示/非表示にする事ができる。
(3)レイヤーを重ねる順番を変える事ができる。
(4)特定のレイヤーを編集可/不可にして作業ができる。

先ほどの例で引き続き説明していく事にします。
inkscape_layer_21_1a

この図形のレイヤーの順番を入れ替えると見え方は次の様になります。
inkscape_layer_12_1a

イメージとしては、次の様なレイヤー層の配置になります。
inkscape_layer_12_1b

レイヤー1のみを表示すると次の様になります。
inkscape_layer_1only_1a

レイヤー2のみを表示すると次の様になります。
inkscape_layer_2only_1a

まとめ

以上、レイヤーの概念を説明してきましたが、レイヤーを指定して対象を描画することで非常に編集がしやすくなります。例えば、メインの描画物と背景の描画を別々のレイヤーで描いていく事などが考えられます。

次回は、Inkscapeでの実際のレイヤー操作方法について説明したいと思います。

→その他のInkscape関連情報へ

Sponsored Link